四国遍路5日目 四国88か所を走りで回っている人がいる、とのこと

とにかく「納豆」が食べたい

 今日の前半での最大の目標は「朝食に納豆を食べる」です。先週の木曜日自宅で朝食の納豆を食べて以来、朝食で納豆は食べていません。(昨夜のスシローでは軍艦巻きで食べた)

 自慢ではないが我が家はごくまれに朝食がパンの時以外、納豆を欠かしたことがありません。4日も納豆を食べない経験は海外出張の時以外ありませんでした。

 今日は朝4時ホテルを出発。14kmほど先の18番恩山寺を目指します。その途中で24時間営業の吉野家すき家納豆朝食定食を食べる、を第一に考え行動しました。そのため吉野家すき家(別の店でも朝5時前後に納豆が食べれるならOK)を発見できるよう、遍路道にこだわらず、こうした店がありそうな幹線道路を選択しました。

 片側2車線の幹線道路を、方向としては遍路道に沿って歩いていきました。

 ありました。すき家です。

納豆朝定食並ごはん大盛り 380円

 朝食の納豆は当たり前すぎて特段の感想はありませんでしたが、野菜が少ないものの納得の朝ごはんでした。

 徳島には不思議な建物がありました。

まるでハウルの動く城

 個人宅なのか何かの公的施設なのか気になりましたが、本来の遍路とは外れるため、余計なことにエネルギーを奪われないよう、写真だけで素通りです。

 幹線道路に遍路道がこの先で合流するとのガイドブック案内でしたから進むとありました。

久しぶりの遍路道の案内表示

 ここからは幹線から外れ遍路道を通ることにします。 ところがこれが間違い。地図では道なりに行くとローソンがあって、その先も道なりに行くと警察署のところで幹線に合流する、という間違いようの無いコースですが、どこまで行ってもローソンは「無い」。道なりに行こうとしても自動車専用道の工事でそもそも道が「無い」。地図アプリを見てもローソンも警察署も「無い」。通りかかりの人に警察署の方向はどちらになりますか?と聞いて方向だけを頼りに田んぼのうねうね道を歩き、やっと警察署を発見しました。この裏手に弘法大師御杖の水なるものがある、とガイドブックにあったので水の補給もかねて寄り道しました。

 

飲む気がしない「弘法大師御杖の水」

 残念ながら写真だけ撮って先を急ぎます。

 

18番恩山寺

 さすがに札所のお寺は公的な案内も含めしっかりしていて迷うことはありませんでした。でも「あと〇km」「あと〇m」の案内は信用してはいけないことを再認識。あれは〇〇寺入り口の看板までの距離でしかない。ここでは事前案内の距離で恩山寺入り口の石碑があり「やっと着いた」と石碑の先を見ると山に向かって登る坂道があるだけ。300mほど登ったでしょうか。山門を発見!

門の役割からは完全に逸脱している恩山寺山門

 写真だけ見るとやや古い山門、と見えますが撮影者の私の後ろは何かの工場。おそらく以前は工場の立地しているところが参道だったと思われますが、そこに工場が居座り、山門が門ではなくなった、ということのようです。更にこの不思議な山門から100mでようやく境内となります。

境内に入る前にも石段が・・

 お参りと納経帳への記帳印をいただいて木陰で靴を脱いで休んでいると、バスで乗り付けたとみられる年齢層の幅広い一団(20名位)が登ってきました。

 お先達さん、和尚さんとみられる方に引率されながら、本堂、大師堂と皆でお参りし記念撮影をしていました。

 遍路を始めて初めて目撃する団体さんの遍路です。シーズン中であればこうした団体が大勢訪れるのでしょう。

遍路小屋の立地について考えてしまった

 次の立江寺までは約4km。歩いているとあと立江寺まで1km位のところに遍路小屋がありました。

良い雰囲気の遍路小屋

 

中はこんな感じ

 一休みしても良かったのですが、目的地まで後1kmでは休まず進む選択をしました。

 これまでの遍路小屋の立地を見ても比較的札所に近いところにあるように思えます。

想像ですが、こうした遍路小屋を建設するにはお寺の檀家さんやお寺周辺の企業などの寄付が欠かせず、地域おこしの意味もあって選定された立地だと思います。特に歩き遍路にとって休憩をとるタイミングがあり、果たして今の立地でよいのか疑問に感じました。結局利用が少なくなれば、お掃除したりしている方々の張り合いにも影響するのではないか、と。勝手な想像ですよ。

 

19番 立江寺

 立江寺までの参道には昔からの和菓子屋さんなどもあり良い雰囲気です。

きれいな境内の立江寺

 境内では2,3人の女性の方がお掃除をしていました。そのため広い境内もすっきりして見えます。遍路はろうそくをたて線香をあげ、場合によっては休憩で他のごみも捨てるなどしますから、どの寺もこうした清掃スタッフ(ボランティア)は不可欠なのでしょう。ろうそくや線香の後始末だけでも大変だろうと思います。

 

本日の宿へ、そして88か所を走って回る方と

 本日予約した宿は明日挑戦する鶴林寺太龍寺(鶴龍と並び称される)への登山口にあります。まだダメージの残る足のメンテのために早めに宿に入る計画です。

 宿までは10kmほどです。ほぼほぼ平坦な道を進み、宿近くの道の駅で昼食にしました。

久しぶりにラーメン また撮る前に箸をつけてしまった

どんぶりのような大きな器ででてきたかき氷

 食事をしていると隣のテーブルで食事をする二人の女性(母娘か嫁姑かは 聞けない)から「歩いての遍路ですか」と声をかけられました。話をしてみると若い女性の方から「私は走って回ったんです」と驚きの発言。「へんろころがしも走って登ったんですか!?」と聞くと軽装なら走って登れますよ、とのこと。聞くとご夫婦で回ったそうで、特にそうしたツアーがあるわけでなくイベントでもなく、夫婦で走るのが好きで回ったとのこと。高齢女性の方は「この人たちは本当に走るのが好きだから」とニコニコしながら語ってくれました。

 お遍路は「歩く」ものと決めつけていましたが超超ウルトラマラソンのように走って回る人もいるのだな、と激しく感嘆しました。

 

本日の宿へ

 本日の宿は鶴風亭という少し風流な名の民宿です。玄関先でご主人が尺八を唸っていました。尺八づくりもしている方で宿の名が風流なのも頷けます。

奥さんは謙遜していましたがなかなか豪勢な夕食

 夕食は野菜主体ですが品数も多く、どれもおいしい一品でした。同宿となった埼玉の男性(私より少し年上か)と会話を楽しみながらの夕食です。宿のご夫婦も会話に参加し楽しいひと時でした。考えてみれば徳島にきて食事の時はほぼ一人だったのに今日は昼食、夕食と会話付きで満足感もあがりました。

 明日は鶴龍に臨みます。

 

本日の歩行距離  29.08km(ガーミン駆動時)

本日の歩数    58,984歩 (歩数計アプリ)