四国遍路1日目「梅雨はどこだ!」のつづき

今日の遍路道あれこれ

2番極楽寺から先は案内に従って遍路道を歩いてみました。ところが・・

なかなか趣のある遍路道

石畳のところも。でもこの先は藪だった

案内は頻繁にあるので藪を恐れなければ地図もいらない

 歩き遍路用の遍路道は街道歩きの道と違い、あぜ道のような場所もあります。今日は平地が中心だったので金剛杖はリュックに結わえていましたが藪(マムシが出るとも聞きました)が怖くて金剛杖にご先導ねがい歩いていきました。

 

番外 愛染院

 4番大日寺への歩き遍路道で途中にあります。大きなわらじ、大量のわらじが特徴です。

大わらじが目を引く愛染院の山門

 ここの納経印は竹のヘラの先を細かくして幅広の字体で記帳してくれるのが特徴です。またここのご住職さんは今日の宿越久田屋さんのご主人でもあります。「リュックを預かって宿に持っていってあげようか」とのきわめて魅力的なご提案をいただいたのですが初日から甘えてどうする、と丁重にお断りし、大日寺への上り坂ではげしく後悔したのでした。

 

4番大日寺

 大日寺は岡の上に建つお寺です。3番からは5kmあまりですが灼熱で日陰もあまりない道をひたすら上り続けるので結構大変です。

岡の上の大日寺 きれいなお寺です

 ここでは納経所のお姉さまに「冷たいお水がありますよ」と声を掛けられてっきり販売してくれるものかと思っていましたがタダ!とのこと。さらにビニル袋に入れた氷までくれました。ここまでの道すがら飲料の自販機もなく残ったペットボトルの飲み物をちびちびやっていて本気で熱中症を心配していた時でしたから,心よりありがたく「これもご接待?」と納札を出そうとすると「お寺の行為はお接待にはならないんですよ」と優しく諭されました。

 

5番地蔵寺

もっと小さな寺院を想像していたところ以外にも立派なお寺でした

 地蔵寺大日寺から降ったところにあります。もう午後1時を過ぎていたためおなかもすいたので、地蔵寺近くを見てみましたが特にお店もなく、すぐそばの幹線道路沿いにはコンビニがありますが、この日の宿の越久田屋さんの夕食もコンビニ調達とのことでしたから、そうなると3食コンビニ飯。できればそれは避けたいと思っていました。

お昼の冷麺 写真を撮るのを忘れ少し食べ始めてしまいました。

 食べ物屋さんを探すため、あえて遍路道ではなく幹線道路を歩いていると「お遍路さんお休みください」との看板のあるお店を発見。「飲み物だけでは」と思っていたところ食事もあるとのことで速攻で入店。絵画のギャラリーとカフェを合体させたようなお店で、冷麺を注文したところサラダ、スープ、さらに食後のデザートもついていて大満足。お店のお客さんで高齢夫人の二人連れと少し会話も楽しめました。会計を済ませるとお接待にキャンディーの袋詰めをいただきました。

 

6番安楽寺

安楽寺山門 まるで竜宮城

 安楽寺も大きなお寺です。大きな宿坊もあり最初に初日の宿として予約しようとしたのがここでした。宗派の研修会があるとのことで泊まれませんでした。

 

7番十楽寺

こちらも竜宮城。 右手のコンクリートの建物は宿坊です

 十楽寺も大きな宿坊を持ち、安楽寺で断られた後こちらにも連絡したのですが、改装中とのことでこちらもダメでした。そんな話を納経所でしていたら納経印の係りの女性がその私の電話を受けた人でした。